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外国語ナレーション・ナレーター

英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語・イタリア語・タイ語・アラビア語・ロシア語etcのナレーター/ナレーションの外国語収録について、日々の実際にあったエピソードをお伝えします。

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顧客に愛されるナレーターの3条件

外国語版ビデオパッケージを制作する会社が、ナレーター派遣会社に「ナレーターは○○さんでお願いします」と指名するケースがしばしばある。よく指名される外国語ナレーターは、必ず以下の3資質のいずれかを備えている。

(1) 声そのものが魅力的である
(2) 日本語が流暢である
(3) 人格が優れている

 欧米人には「人間は何か1つ強みがあれば生きていける」という考え方があるため、声に自信のあるナレーターは(2)や(3)を度外視することが多い。「このナレーターは、こんなに日本語が下手で、どうして10年以上も日本で暮らしてこられたのだろう?」と首を傾げたくなる英語ナレーターもいる。

 一方、欧米人であっても日本人の好みを知っているナレーターは、スタジオ内で(2)や(3)を強烈にアピールする。日本人には、「あの人は才能あるけど人柄がねえ」と才能より人柄を重視する傾向がある。また、日本語を理解しない英語ナレーターが収録に臨む場合、日本人ディレクターは、「More slowly(もっとゆっくり)」、「Like a movie's beginning(映画の出だしのように)」といった簡単な指示しか出せず、もどかしい思いをする。日本人のこうした点を熟知しているナレーターは、スタジオ内で笑顔を絶やさず、スタッフらに日本語で世間話をふり、収録中、原稿上に気にかかる表現があれば適切な表現を提案する。「5行目のa machineは、machinesと複数形にしたほうが英語として自然に聞こえますが、いかがなさいますか?」などとナレーターから提案されれば、スタジオ内の日本人はその親切心と日本語力に感動して、「次回、別の案件でも○○さんにナレーションをお願いしよう」と思ってしまうのである。

 「日本ではナレーター稼業は人気商売。実力だけでは仕事は来ない」と割り切って、メンタル的に日本人化しているナレーターも、けっこういる。
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